ベニズワイガニを水揚げするための専用の新しい「かにかご上屋」が、鳥取県境港市の境港に完成し、見学会が開かれました。

境港水産物地方卸売市場で5月29日に開かれた見学会では、関係者に新しい上屋の利用方法などが説明されました。

境港では数年前から高度衛生管理型市場の整備が進められていて、以前は屋根のみだった上屋を増築・改修した「かにかご上屋」は、鳥などの侵入を防ぐことができる完全閉鎖型となっています。

利用する人に専用入口で手や長靴を洗ってもらい、フォークリフトのタイヤも洗浄し、食中毒の原因となる細菌が繁殖しやすい木製容器の使用を禁止することなどで
より高度な衛生管理が行われます。

境港カニ水揚げ日本一 PR実行委員会 越河彰統 会長
「まず衛生(的)でより安全度が高まるというところで非常に有意義な形のものが出来た」

新しい上屋は9月に供用開始予定です。