職場や学校などでよく見かけるスチール製のロッカー。
鳥取県鳥取市の建設会社が、昔ながらのこのロッカーを、見た目もクールにアップサイクルする活動に取り組んでいます。
記者 齊尾和之
「こちら会員専用のロッカールームということなんですが、漆黒の重厚感あふれるロッカー、そして、こちらには大きな文字で、アーノルド・パーマーのメッセージが書かれています」
鳥取市のゴルフ練習場。
クールでスタイリッシュな雰囲気を醸し出す漆黒のロッカーが…。実は、職場などでよく見かけるグレーのロッカーをリメイクしたものなんです。

昔ながらのロッカーのアップサイクルに取り組んでいるのは、鳥取市の建設会社、懸樋工務店。
リフォーム現場などでよくあることが、取り組みを始めるきっかけだったといいます。
懸樋工務店 懸樋義樹社長
「工事のために別の場所に置いたもの(ロッカー)が、そのまま帰ってくることの方が多いと思います。元に戻ったというか、改装した感じが全然しなかったんですよ」

何かいい方法はないかと考え着いたのが、塗装し直し大きくメッセージを入れる手法。
2019年から会社の取り組みとしてスタートさせ、これまでに約150のロッカーを生まれ変わらせてきました。
三和段ボール工業 森英司社長
「SDGsに関しては知識不足なところもありますけれど、身近なものからやってみると」
5月6日、鳥取県倉吉市の段ボール製造会社の敷地でワークショップを開催。
コロナ禍を経て、3年4か月ぶりに行われたイベントには、島根県出雲市の電気工事会社も参加しました。
イベントには、社員やその家族が参加。
塗料が定着しやすいように、まずは汚れ・さび落としを兼ねて全体にやすり掛けをしていきました。

三和段ボール工業 松本公彦常務
「捨ててしまえば簡単なことだと思うが、それを単にリニューアルするだけではなく、格好よくするというところに魅力を感じたので」
塗装する色はクールな風合いが魅力の艶消しブラック。
親子や社員同士で協力して、時には落書きするなど楽しみながらの作業です。

塗装が乾いた後は、用意されたシールを貼る作業。
メッセージの内容は好きなものを選べるということで、こちらの会社ではベッカムなどサッカー関係の名言をチョイス。
中にはロッカー3つをまたいだ大作もありました。
参加者
「メチャクチャきれいになりましたね。いままでは開けるのも嫌なくらい汚かったんですけれど、今後はたくさん使っていきたいと思います」
イベントを通じてロッカーは見事、クールによみがえりましたが、同時に職員同士が憩う場、家族団らんの場としても大いに盛り上がったようです。

懸樋工務店 懸樋義樹社長
「より良い職場を作っていこうと。(そうすることで)いろいろな人が採用できたりとか、定着率が上がったりとか。そういうところにつながっていくと思います」
















