鳥取県の平井知事は16日の定例会見で、6月に県庁内にChatGPTを含めた
AI技術の適正な活用を検討するワーキングチームを設置すると、発表しました。
鳥取県 平井伸治 知事
「いま話題のChatGPTについては、いろいろなメリットもあると思っています」
チームは県のデジタル担当や外部有識者で構成され、6月中をめどに、県庁の暫定版ガイドラインを策定します。
鳥取県 平井伸治 知事
「無条件で使うのではなくて、むしろChatGPTと私流に言えば、ちゃんとじーみーちー(地道)と、どこで線を引くかということを議論すべきではないかということです」
平井知事は4月の定例会見で、ChatGPTについて、県の答弁資料作成や予算編成、政策づくりでの使用を禁止するとしていますが、翻訳作業や文書要約の支援など、使い方によっては、業務効率化の有効なツールになりえる一方、情報の正確性や漏えいなどの面では懸念やリスクがあるとしています。
鳥取県 平井伸治 知事
「活用できるものは活用していけばいい。あるいは、それを展開して応用していけばいい」
また、県は、この秋には先端技術と民主主義のあり方などについて考える研究会を設置し、取りまとめた結果を、全国に発信していくということです。