2日は、夏も近づく八十八夜。島根県出雲市の茶畑では、一番茶の摘み取りが始まりました。
待ちに待った新茶シーズン。ゴールデンウイークのお出かけにもぴったりのお茶グルメも紹介します
2日、出雲市の茶畑では、島根緑茶の初摘会が行われました。
12ヘクタールあるこの茶畑。代表的な品種「ヤブキタ」の一番茶の葉を、早乙女姿の女性6人が丁寧に摘み取っていきました。
今年は霜の被害が少なく気温が高めに推移し、まとまった雨にも恵まれたことから、出来は上々だということです。
出雲精茶 岡祐太代表取締役
「出雲らしい苦渋みが少なくて甘いお茶ができているという風になっておりますので、この後も期待できるんじゃないかと思っております。是非皆さん楽しみにお待ちいただければと思っております」
JAしまねによると、今年は2.3トンの緑茶を生産見込みで、5月中旬には新茶が店頭に並ぶということです。
新茶シーズン到来!
ということで、注目のお茶グルメをご紹介!
まず、取材班が訪れたのは、鳥取県大山町にある道の駅「大山恵みの里」。
記者 福光莉子
「ゴールデンウイークでにぎわうこちらの道の駅に、注目のお茶グルメがあるんです。それがこちら、紅茶のソフトクリームです」
客
「おいしいです。香ばしくてお茶の味もしっかりして」
「暑いから帰りにここにぜひ寄ろうと。のどごしがとてもおいしい」
地元の食材を使ったグルメなどが人気のこの道の駅。
なかでも一番の売れ筋が、地元・大山町陣構地区のお茶を使ったソフトクリームです。
定番の紅茶フレーバーに加え、去年新たにほうじ茶フレーバーも仲間入りしました。
記者 福光莉子
「いただきます。ほうじ茶の香ばしさとミルクの濃厚さが合わさって上品な美味しさが口いっぱいに広がります」
道の駅大山恵みの里 川島幸穂さん
「去年のゴールデンウイークでしたら1日900本以上出てる日もある。ぜひこのほうじ茶と紅茶両方の味を楽しんでいただきたいです」
一方、こちらはお茶処・松江。
創業80年以上の老舗・千茶荘がプロデュースする日本茶カフェ「Scarab別邸」には、この季節ならではの新スイーツが登場しています。
キャスター 秦まりな
「おーすごい!美しい緑色のクリームが出てきました!」
新茶の季節に合わせこの春登場した新商品「絞りたて抹茶モンブラン」。
生クリーム入りの大福とサクサクのメレンゲクッキーの上に、特製の抹茶クリームを客の目の前で生しぼり!
仕上げに新鮮な抹茶の粉末をふりかけて完成です。
キャスター 秦まりな
「いただきます。うん!抹茶のクリームがとても濃厚です。豊かな香りが口のなかにふわっと広がります。また、サクサクのメレンゲクッキーともちもちの大福と、食感も色々楽しめてとても面白いです」
また、ゴールデンウイークに合わせて、期間限定メニューのかき氷も新登場!
暑くなるこれからの時期にぴったりの一品です。
千茶荘 原田由美常務取締役
「私たちはお茶屋としてお茶をどういう風に楽しめるかとかそういった商品づくりをしております。1年待ちましたので、この時期をぜひ楽しんでいただけたらと思います」
1年で今だけの新茶の季節。
初物のお茶や注目のお茶スイーツで、縁起をかついでみてはいかがでしょうか?