甘みと酸味のバランスのいい、おいしいトマトに仕上がりました。
倉吉市特産の大原トマトの今シーズンの出荷が始まりました。
本格的な出荷が始まった13日、選果場で出荷式が開かれました。
甘みと酸味のバランスが良い「大原トマト」。近年はふるさと納税の返礼品としても人気です。
今シーズンは年末からの大雪や低温などの影響があったものの、3月以降は天候に恵まれ、いい仕上がりだということです。
JA鳥取中央 大原トマト生産組合 牧野文徳 組合長
「大変上出来、優しい味のトマトに仕上がっております」
50年以上の歴史を持ち、口コミで評判が広まってブランドを確立した大原トマト。現在、6戸の農家がおよそ85アールで栽培しています。
大原トマト生産者 柴田俊則さん
「気温と湿度、あとは風向き。水やりを同時にしようとか、毎日そういうことを考えています」
大原トマトは寒い時期にも暖房などを使わない「無加温栽培」。栽培ハウスは全国的にも珍しいビニールが3重の構造です。
収穫まで4か月という長い時間をかけて熟成させることで、うまみが凝縮されて
糖度と酸味のバランスが良いトマトに仕上がるとのこと。特別にもぎたてを
食べさせていただきました。
齊尾和之記者
「あっ、甘い香りがしますよ。うん、甘みと酸味のバランスが抜群ですよ、本当に嫌な感じのえぐみが一切ないです」
大原トマト生産者
柴田俊則さん
「皆さんから、おいしいという言葉をいただけるのが、ぼくらは一番なので、多くの方においしいと言ってもらえるとありがたい」
生産者全員がエコファーマー認定を受け、安全・安心にもこだわって作られる
「大原トマト」。今シーズン90トンの出荷、5400万円の販売を目指しています。