山陰両県の多くの小学校で入学式があった11日、島根県奥出雲町では新1年生に、1人あたりなんと10万円分の商品券が配られました。
大盤振る舞いの理由とは?
このうち奥出雲町立横田小学校では、23人の新入生たちが拍手に迎えられ、会場正面のいすに順番に座りました。

藤原幹夫 校長
「元気よく返事やあいさつをする子になって欲しいと思います」
6年生の代表が「あすから一緒に頑張りましょう」とあいさつすると、新1年生も声を合わせて「よろしくお願いします」と答えていました。
新1年生
「かっこいい1年生になりたいです」
「入学できてうれしい。国語の勉強するのが楽しみです。何か難しそうで」
「入学式が楽しかった。勉強頑張りたいです」

この入学式に先立って、保護者に渡されたのが、ある「袋」です。
中に入っていたのは町内で使える10万円分の商品券、「奥出雲まちごと子育て応援金」です。
奥出雲町では2011年度から出産祝い金10万円をスタート。
今年1月には保育料を完全無償化。
そして今月、町独自に高校生までの医療費を無料化し、さらにこの「子育て応援金」が、町内で入学式のあった8校の合計75人に配られました。
奥出雲町 糸原保 町長
「人口減少は全国的なものでありますけれども、やはりですね、中山間の方は特に先駆けて頑張って行かなきゃいけないかなと」