♪「やあやあやあ、八代だよ。一息ついて下さいませ。」
突然の可愛らしい歓迎に乗客たちも手を叩いて大喜び。地元の布勢小学校の児童たちがふるさとの風景を織り込んだオリジナルの歌詞とダンスです。およそ1か月練習を重ねた成果を見事に出し切りました。
児童は
「緊張したけど上手に踊れて良かったです。また踊りたいです。」
「ダンスが難しかったけど。トロッコに乗っている人たちは喜んでいて良かったです。」
母親は
「胸が熱くなりました。踊りの練習もすごく頑張ってたので。」
「(乗客が)すごい笑顔で手を振って下さいましてね。こっちも嬉しくなりました。」
大勢の人たちが手を振っているのは道の駅奥出雲おろちループです。木次線最大の見どころ3段スイッチバックを登る列車を一望できて人気の道の駅は、この日、おろち号ラストイヤーの文字で一杯。列車通過時刻の表示も大きく目立つように書き直され、オリジナルグッズを多くの人が買い求めていました。
兵庫県西宮市からの夫婦
「グッズ大好きな人なんで。もう来られへんと思ったら買わんとあかんのかなと。このヘッドマークはかっこ良いと思います。」
道の駅奥出雲おろちループ 藤原紘子駅長
「おろち号見えるスポットとしていろいろアピールもしながらですね、グッズなどもどんどん出して行こうと思っております。」
終点の木次駅に近付くにつれ、一気にサクラが増えて来ます。
800本のサクラが並ぶ斐伊川堤防に留まらず、サクラの中を進む奥出雲おろち号。木次駅に着いて乗客を降ろしたおろち号は車庫に入り翌日の運行に備えます。
サクラ・新緑・夏山からの紅葉と11月まで日々ラストラン。最後まで頑張って欲しいですね。