去年は2000回を超え、過去最多となりました。島根県西部でのアメリカ軍戦闘機の騒音問題について、関係市町が対策会議を開きました。

島根県西部の上空では昼夜問わずアメリカ軍戦闘機の訓練飛行が行われていて、国・県・市が13か所に設置した測定器で70デシベル以上が計測された騒音は
これまで最多だった2014年の1394回を大きく上回り、去年は2076回も記録されました。

こうした状況を受けて3月30日、浜田市役所で開かれた3市2町による「米軍機騒音等対策協議会」(浜田市・益田市・江津市・川本町・邑南町で構成、島根県がオブザーバー)では、国へのより有効な要望の仕方などについて、意見を出し合いました。

「米軍機騒音等対策協議会」会長 久保田章市 浜田市長
「住民の皆さんも不安に思っている。飛行の中止が一番だがどうしてもやむをえない場合は時間や低空飛行しないなどの配慮を求める」

また、浜田市では、特に騒音被害の多い「旭中学校」に、二重サッシや窓を開けずにすむようエアコン設置などの対策が必要だとして、国との協議を進めるということです。