オスが持つ「交尾器」と、メスが持つ「腹肢」の両方を持っている
通常、オスのズワイガニ「松葉がに」は体が大きく、ふんどしと呼ばれる部位は台形。内側には交尾器があります。

一方、メスのズワイガニ「親がに」は体が小さく、ふんどしは円形で、内側には卵や卵を保持する腹肢があります。

今回見つかった珍個体は、体の大きさはオスですが、ふんどしの形はメス。
そしてなんと、オスが持つ交尾器とメスが持つ腹肢の両方を持っているんです。ただ、卵はありません。

鳥取県水産試験場 藤原大吾 研究員
「特徴的にオスのほうに近いと思いますが、オスなのかメスなのかは断定できないので、今後分析して判別できたらと思います」
君は「松葉がに」?それとも「親がに」?
なぜハイブリッドズワイガニが誕生したのかは現時点では不明ですが、今後国の研究機関でDNA解析を行い、オスメスの判別などをしていくということです。