取材班は、週末改めて日野町の現場に行ってみることに。
すると、例のスポットに多くの「撮り鉄」の姿がありました。
撮り鉄
「この時間帯北に向かう列車に(日が)当たるのはこの辺かなっていう。鉄道ファンでは定番だったり、かっこよく撮れるんでいいポジションですね」

この場所は、日野町の中で日中、電車の正面に日が差す唯一のスポット。
一部撮り鉄の間で人気となっているのだと言います。
しばらくすると所轄の警察官がやってきました。
警察官
「ずっと向こうの方から広報しながらこっち来たとこです」

線路内に侵入し実際に検挙する事案も起きていて、警察も注意を呼び掛けています。
取材したこの日は特に問題はなかったものの、農作業をしていた男性はこう話します。
住民
「マナー的にちょっと悪い人がね。うち百姓やってるけど、このげしを踏みたくっちょーだがんね。それこそ待ち時間だ言って、ペットボトルのお茶でも持ってきてキャップたちポーンして、それからたばこの吸い殻を列車街の間に休憩みたいにして、吸い殻はポンポン捨てるしね、あんまり歓迎するようなアレじゃないだがんね」
勝手に田んぼ内に入られたり、ゴミを捨てられたりすることがあるとのこと。
なかには…。
住民
「農作業するのにそこにトラック停めたら、トラックどけてごせ言われたけんね」
ラストイヤーで盛り上がりをみせる特急やくも。
今しか見られない姿を収めたい気持ちも分かりますが、そこに住む住民の立場に立って考えてみることが必要です。