16日の朝は、気温の高さに、春の訪れを実感された方も多いかもしれません。鳥取県米子市内の公園では冬の間、ソテツに巻かれていた「こも」が取り外されました。

米子市の湊山公園には樹齢推定360年から370年のソテツ11本があり、米子市から委託を受けた業者の人たちがソテツに巻かれた「こも」、約60枚を取り外しました。

ソテツは本来暖かい地方の木のため、湊山公園では、寒さで葉が折れたり、凍結することを防ぐため、冬の間、「こも」を巻いています。

米子市都市整備課 小平史悠さん
「1月末に数年に1度といったような大雪が降ったが、外して例年と同じような姿が見られてよかったと安心しています。」

16日朝の山陰各地の最低気温は前日より10度前後高い所が多く、こもが取り外されたソテツも春の訪れを全身で感じているようでした。