年末からの度重なる積雪で折れてしまった規格外の白ネギの販売会が、7日、鳥取県倉吉市で開かれました。
雪の中で甘みが増している白ネギ、簡単でおいしいおすすめ料理も紹介します。
記者 齊尾和之
「雪で葉が折れてしまったというこちらのネギ、長さこそ短いものの味は販売されているものと遜色ないということです」
販売されたのは雪の重みで折れ規格外となった白ネギ。農家を支援しようとJA鳥取中央が初めて販売会を企画しました。
JA鳥取中央 販売課 西山真文さん
「丹精込めて作られているのを知っているので、そういう(落ち込んだ)姿を見たときに、何とか協力したいという気持ちです」
2本から3本入った1袋が税込100円ということもあって、飛ぶように売れていきました。
買った人
「(規格外は)全然気にしないです。農家の助けにもなるし、職員や地元の人も安く買えるし、いいと思う」
グリーンファーム大黒 金田英樹常務
「非常にうれしいの一言ですね。ことしも頑張って作って、皆さんにおいしいネギを届けたいなと思っています」
販売会は市役所など3か所で行われ、あわせて500袋が販売されました。
雪の中で甘みが増している白ネギ。
さらに甘みを引き出せるお手軽レシピがあるということで、自身も生産者で「JA鳥取西部白ねぎ料理研究会」の中島勇貴さんに教えてもらいました。
最初に作っていただくのは…。
JA鳥取西部白ねぎ料理研究会 中島勇貴会長
「これは白ねぎミルクスープです」
白ネギを4本も使った「白ねぎミルクスープ」。
まずは小口切りにした白ネギとベーコンをバターでゆっくりと炒めます。
しんなりしてきたら牛乳とコンソメスープの素、生クリームを加え、最後に塩コショウで味をととのえたら完成です。
一方、こちらはさらに簡単。
まずは、細かく切ったニンジンと白ネギ、そして、ちりめんじゃこを一緒に炒めます。
次に醤油を回し入れ、あたたかいごはんと混ぜ合わせたら…「白ねぎとじゃこのまぜごはん」の完成です。
まずはスープから。クラッカーを乗せていただきます。
記者 土江諒
「この牛乳と白ネギの甘みがほっこりさせてくれる。また白ネギのシャキシャキと食感も抜群です」
つづいては、まぜごはん。
記者 土江諒
「こちら砂糖は入ってないが、やはりネギの甘みを強く感じます。あと色んな具材が一気に取れるので、栄養満点で最高」
JA鳥取西部白ねぎ料理研究会 中島勇貴会長
「特別な材料とか用意しなくても、スーパーや家庭にあるような材料ばかりでやっている」
研究会のホームページではその他のレシピも公開中。
ぜひ一度試してみてはいかがでしょう。