ため池で溺れていたのは、5歳の男の子。命の危機を救ったのは、技能実習生のインドネシア人3人でした。「1人では助けることが難しかった」という、3人の見事な連携プレーとは?
3月1日、鳥取県大山町にある琴浦大山警察署で、ある3人に感謝状が贈呈されました。
鳥取県米子市の國崎青果に勤務する技能実習生で、インドネシア国籍のアディ・レイナルディさん(27)、ナジル・ザナリさん(29)、ローマディさん(32)の3人です。

その理由は、2月に起きた、あわやの出来事にありました。3人がその現場で、当時を再現してくれました。
2月11日午後4時半ごろ、3人は車で職場から帰宅中でした。
「子どもだ。子ども落ちてる。止めて止めて!」
鳥取県大山町、JR大山口駅のすぐそばにあるため池で、赤色のジャンパーを着ている小さな子どもが溺れているのを、車の窓越しにアディさんが発見しました。

アディさん
「一番最初は赤色を見ましたけど、最初は鳥かなと思って、近づいたら人間だったです」