3月13日以降「個人の判断に委ねる」と政府が決めたマスク着用について、鳥取県は15日のコロナ対策本部で、学校の卒業式はマスクを着用しないことを基本とする方針を決めました。
鳥取県 平井伸治 知事
「通常の式典の間はみなさん静かにされていますので外して結構だということだろうと思います。ただ一斉に声をあげるような場面では、マスクの着用は必要性が高い」
鳥取県は、文部科学省が示した卒業式でのマスク着用の考え方に沿って、県内の学校の卒業式では児童生徒、教職員とも式典全体を通じてマスクを着用しないことを基本とする方針を決めました。
入退場や卒業証書授与、送辞・答辞などの場面ではマスクを外して差し支えないとしたうえで、国歌や校歌の斉唱、合唱などの場面では、マスク着用など一定の感染対策を講じるとしています。
卒業式以外のマスク着用については、専門家と協議して検討することにしていて、重症化リスクが高い人が多い医療機関や高齢者施設では、引き続きマスク着用を推奨することにしています。