日本遺産に認定されている島根県江津市の「石州勝地半紙」の工房で、地元の小学生らが卒業証書用の紙漉きをしました。

手漉き和紙の卒業証書づくりをしたのは、「江津市立桜江小学校」の6年生で、町内にある「勝地半紙」を作る「風の工房」に出向き、職人の佐々木誠さんから手ほどきを受けながら紙漉きをしました。

児童らは「楮」に「トロロアオイ」を混ぜた和紙の原料を「漉き船」と呼ばれる桶から簀・桁と呼ばれる道具ですくいとり、原料がムラにならないよう慎重に揺らし水切りをして完成させていました。

児童
「すごいなと思います。(出来上がりが)楽しみです。」
「桜江町の和紙の歴史も知れてよかったです。」

この日漉いた卒業証書には、校長先生が児童の名前を書き入れ、3月18日の卒業式で渡されます。