長雨の影響で災害の発生も懸念される中、災害関連死を防ごうと、鳥取県は4日倉吉市と米子市で、避難所での感染症対策について検討会を開きました。
記者 安松裕一
「大雨など災害の時に開設されるこうした避難所、気を付けたいのは感染症対策です」
この検討会は、鳥取県と市町村でつくる防災対策研究会と空気環境の専門家などで構成されるプロジェクトチームが実施しました。
倉吉市の子育て総合支援センターでは、およそ83平方メートルの部屋にプライバシーテント8張、空気清浄機3台を設置した模擬避難所が作られ、参加者がレイアウトなどを確認していきました。
県によりますと、2016年の熊本地震や2024年の能登半島地震では災害関連死の半数以上が感染症を含む呼吸器・循環器系の疾患が原因とのこと。
こうした中、県は去年9月、空気清浄機販売のエアドッグジャパンと協定を結び、空気清浄機およそ1000台の無償提供を受け県内の避難所に設置。
プロジェクトチームでは効果的な使用方法の検証などを進めています。
専門家による現場での検証は4日が初めてで、「テントは飛沫を抑えられるほか、空気清浄機を複数台設置するのは効果的」との意見があった一方、「夜間は音とパワーの兼ね合いが難しい」などといった意見もありました。
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 篠原直秀 上級主任研究員
「感染症を持っている人がいた場合に家族以外の人にも感染が広がる可能性がある場所なので、換気と空気清浄機の配置がどうかという話をした」
鳥取県 危機管理政策課 天野大輔 課長補佐
「(避難所では)マスクとか手指消毒とか感染症対策をしっかりしていただいて、特に感染症が流行っている時期は気を付けていただきたい」
検証結果は10月に倉吉市で開かれる「ぼうさいこくたい」で紹介される予定です。















