物価高に苦しむ学生へ大学が支援です。
島根大学は、生活が苦しい学生への支援として、弁当を100円で販売する取り組みを始めました。
そこで聞きました!大学生が感じる物価高は?
BSS取材班が島根大学松江キャンパスをお昼時に訪れると、弁当を片手に構内を歩く学生の姿が目立ちました。実はこの弁当…。
記者 木谷茂樹
「きょうから販売が始まったこちらの100円弁当。とんかつ、そして鶏ぽん唐揚げ、さらにはグリーンカレーと学生に人気のメニューが揃ってますね」
通常500円程度のボリューム満点の弁当が、なんとワンコインの100円で販売されていました。
島根大学 藤田達朗副学長
「物価高で学生生活大変な状況だと思っています。少しでも学生に支援するということで特に食事の支援を考えた」
この「100円弁当」、物価高で経済的に困窮する学生への支援として、1月10日からスタート。卒業生などから寄せられた基金の一部が使われています。
販売開始となると、学生たちが次から次へと訪れ購入していきました。
そこで聞きました!
大学生が感じる物価高、教えて!
島根大学の学生
「野菜が高い。たまごも高い。(節約術は?)切り詰め、無駄な電気は使わない。早寝、早起きです」
島根大学の学生
「おやつ食べたいときも最近は我慢しちゃう。個人的には電気代とかも気になったりしています。こんなに使った覚えないよなーって金額が請求されたりするので」
島根大学の学生
「(感じる物価高は?)燃料とか。バイクとかで。(100円弁当で)400円浮いてこれで4リットル燃料入るので、80キロ先まで行けますね」
生活や趣味のため、学生ならではの節約術があるんですね。
再び、売店に戻ると…。
販売開始から約40分で、用意した弁当290個は残りわずかとなっていました。
店員
「100円お弁当こちらのコーナーになっています。あと1つです」
最後の1つを購入した島根大学の学生
「すごい助かります。いっつも食費大変なので」
100円弁当は、島根大学の松江・出雲キャンパスで2月末まで販売されます。
腹が減ってはキャンパスライフも出来ぬ!物価高を生き抜く学生の姿が
そこにはありました。