島根県教育委員会は、2025年の県立高校入試から推薦選抜などを廃止し、新たに
「特色入学者選抜」を導入することを発表しました。
中学生が多様な選択肢の中から、主体的に高校を選ぶことができるようにすることなどが目的だということです。
県教委によりますと、新制度での試験は1月下旬ごろに行い、中学校の校長からの推薦に代わり、各高校が定める「求める生徒像」を満たした志願者が自ら推薦する事実上の「自己推薦」の仕組みだということです。
制度変更に伴い、現行の「スポーツ推薦指定校推薦入学者選抜」と、「推薦入学者選抜」が廃止。代わりに「スポーツ特別選抜」、「総合選抜」が導入され、これらを総称し、「特色入学者選抜」とするということです。
いずれの試験も志望理由書の提出と、作文や面接など各学校が定める2つ以上の検査を受ける必要があり、地域外の入学制限は撤廃するということです。
「総合選抜」は、県内すべての全日制学科と松江市立皆美が丘女子高など36校が対象で、募集定員は入学定員の10%~40%の範囲で各学校が定めるということです。
「スポーツ特別選抜」の実施や定員は各学校が定め、中学校の校長または、部活動以外のスポーツ指導者が志願者の活動実績を証明する書類などの提出が必要だということです。
県教委は、新制度での試験の日程、出願方法などを検討し、今年9月をめどに、各学校の特色選抜の内容を中学、高校に通知、ホームページに掲載する予定としています。