ボーカロイドソフトを使って楽曲を作る音楽家・ボカロPとして活躍している鳥取県米子市出身の若者がいます。1月、自身初となるフルアルバムをリリースするなど注目を集めています。
米子市内のCDショップ。ここで、いま注目のコーナーが設置されています。

小崎純佳キャスター
「こちらに大きく展開されているコーナー。米子市出身の新人ボカロP、エイハブとあります」
ボカロPの「エイハブ」。
現在、東京を拠点に活動しているということで、オンラインで直撃してみました。

ボカロP エイハブさん
「エイハブと申します。2020年から、ボカロPを始めまして、人が歌う代わりに、合成音声を使って自分の曲を投稿したりして活動しています」
ボカロPとは、歌声合成ソフトウェアの初音ミクなどのボーカロイドを使い、楽曲を制作して発表する音楽家で、米津玄師さんや、YOASOBIのAyaseさんらもボカロPの出身です。
ボカロP エイハブさん
「2020年コロナが流行り出して、今までやっていたバンド活動が簡単にできなくなって、そこでインターネットに拠点を移すことに。僕たちの世代の、ある種刷り込みというか認識として、インターネットで音楽するならボカロだよなっていう感覚があって、ボカロPを始めました」

22歳のエイハブさん。2022年4月に、就職を機に東京へ。
今は会社員とボカロPの二足のわらじを履いています。

TSUTAYA角盤町店 二岡夏樹 店長
「近年米子出身のアーティストの方、けっこう活躍されていますので、これからの期待も持っています」
イントロから引き込まれるメロディとオシャレなロックサウンドが特徴で、日常の不安や鬱屈に寄り添う楽曲が持ち味です。

そして1月4日、エイハブさんにとって初めてのフルアルバム「ORIGIN:A」がリリースされました。
ボカロP エイハブさん
「いわゆるボカロの音楽だよねっていう音楽に加えて、今まで僕がやってきたロックっていう要素が大きく融合していて、より皆さんの耳に届くように活動していきたいです」

地元出身のボカロPの活躍に期待です。