2023年春の鳥取県知事選について、現職の平井伸治知事が10日午後、県政史上最長となる5期目を目指して立候補すると出馬表明しました。
平井知事は午後2時から開いた記者会見で、鳥取県知事としては最長となる5期目を目指して立候補する考えを表明しました。
平井知事に対しては2022年秋以降、自民党鳥取県連や県内の市長、町村長をはじめ経済界や障害者団体などからも多くの出馬要請が寄せられていました。
平井氏は東京都出身の61歳。
1997年から2005年にかけて自治省から鳥取県に出向し総務部長や副知事を務め、2007年の知事選挙で初当選しました。
4期16年の間には抜群の実行力と情報発信力で県政を牽引し、福祉や観光などの分野で全国からの注目を鳥取県に集めました。
2016年の鳥取県中部地震では先頭に立って復興を進め、新型コロナウイルス対策では全国の都道府県を代表して国との調整に奔走し、2021年には全国知事会会長に就任しました。
自身が集大成と位置付けていた4期目がコロナ対策に追われることとなり、石破二朗知事、西尾邑次知事を抜いて鳥取県では最長となる5期目への挑戦を決断しました。
3月23日告示、4月9日投開票の鳥取県知事選には、平井氏のほかに、共産党県委員会が市民団体からの候補擁立を模索しています。