鳥取県米子市の湊山公園の業務を請け負っていた事業者から飼育するサルの管理を巡り、便宜を図る見返りに現金を受け取ったとして米子市議会議員が受託収賄の疑いで7日逮捕されました。米子市民にはなじみ深い猿が島、いったい何があったんでしょうか?
受託収賄の疑いで逮捕されたのは米子市議会議員稲田淸容疑者(56)です。
記者 中嶋理沙
「稲田容疑者が今鳥取署から送検されます」
そして8日午後、鳥取地検に送検されました。
キャスター 八原真由
「今回の事件は米子市の湊山公園のこちらにいるサルを巡って行われたということです」
今回の事件の舞台となったのは米子市の湊山公園でサルが飼育されている「猿が島」です。
鳥取県警によりますと、稲田容疑者は市議会議長だった2024年6月ごろ、サルの管理に関して指定管理業務を請け負う事業体の当時代表だった市内の男性(70代)から市議会でサルの数を削減する発言をするよう依頼され、米子市内の駐車場で現金100万円を受け取った疑いが持たれています。
稲田容疑者は、議長の任期を終えた後の2024年9月と2025年3月の議会で、公園で飼育するサルに関する質問をしていて、その後飼育数が減ったということです。
贈賄の疑いが持たれている男性は書類送検され、在宅で捜査が進められています。
この猿が島をめぐっては…
記者 小村ののか
「こちらの猿山にいる52匹の中から1匹が脱走しました」
去年2月、52匹飼育されていたサルの内1匹が脱走しました。
「そっち行ったよ、そっち、また行ったよ」
記者 小村ののか
「サルが今捕獲されました」
猿が島のサルの脱走は2025年だけでなく、2024年にも発生していて、度々、大捕物が行われていました。
1986年に建設され米子市に寄贈されたという猿が島。当時は9匹が飼育されていたものの、出産により52匹まで増え続けていましたが、昨年度には15匹がほかの施設に譲渡され、37匹まで減ったということです。
警察は捜査に支障があるとして、稲田市議と業者側の認否は明らかにしていませんが、サルの管理コストや手間を減らしたい事業体側の意向を汲んだものとみて、詳しい経緯などについて捜査を進めています。
米子市議会 稲田淸 議員
「賃貸借契約60年間の満了を待たずして米子市側が交渉をしているのでありまして我々はその点をわきまえて発言するべきと考えます」
そしてこちらは2025年、米子市議会の全員協議会で市役所の借地問題について質問をする稲田容疑者。2010年に初当選し2022年には議長も務め、現在4期目、今年6月に市議選を控えていました。















