ゲレンデを、ティラノサウルスが「逃走中」です。

24日、鳥取県大山町のスキー場「だいせんホワイトリゾート」で「ティラノサウルス捕獲作戦」が行われました。

23日、オープンしたばかりの国立公園大山のスキー場「だいせんホワイトリゾート」。ここで行われたのが「ティラノサウルス捕獲作戦」です。

ハンターとティラノサウルスの着ぐるみを着たチームに分かれ、ハンターはゲレンデを徘徊するティラノサウルスを携帯電話で撮影します。
「#ティラノサウルス捕獲作戦」とSNSに投稿すると捕獲完了で、最も多く捕獲したハンターや最後まで捕まらなかったティラノサウルスには賞品が贈られました。

鳥取県大山町は日本で初めて、恐竜ティラノサウルスの着ぐるみを着て全力疾走する「ティラノサウルスレース」が2022年4月に開催され、いまや全国に広がり、一大ブームになっています。

初開催の町から新たな取り組みをと企画されたのが、「ティラノサウルス捕獲作戦」です。

主催側は「大山町をティラノサウルスの聖地にしたい」と意気込んでいます。

だいせんホワイトリゾート 尾関雅大 課長
「だいせんホワイトリゾートは、コロナやスキー人気減少などで来場者数が減っていました。今シーズンは、なんとか全国から来てもらいたかったので、思いきってイベントを仕掛けました」

この日の大山は、午前9時の積雪が98センチ。気温は氷点下の寒さで、恐竜にとっては過酷な気象条件でしたが、参加者によりますと、「ティラノサウルスの着ぐるみは風を遮ってくれるので、中は意外と温かくて、走ると逆に暑い」ということです。