去年1年間に営業運転を始めた鉄道車両の中で最も優れたものに贈られる「ブルーリボン賞」に、今年、特急やくもの新型車両が選ばれたことを受け、先月、出雲市で記念式典が開かれました。

式典には、JRや全国の鉄道愛好家でつくる「鉄道友の会」関係者、そして両県知事などおよそ40人が参加。

「ブルーリボン賞」受賞の表彰状と記念の盾が、去年、特急やくもの新型車両273系を導入したJR西日本に手渡されました。

273系は40年以上にわたって活躍した381系の後継として開発され、去年4月にデビュー。

乗り心地を改善した車上型の制御付自然振り子方式など新開発の技術に加え、「やくもブロンズ」の外装に「山陰の我が家のようにくつろげる、温もりのある車内」をコンセプトとした内装などが高く評価されました。

JR西日本 倉坂昇治 社長
「多くの方の思い、技術が凝縮されています。圧倒的な得票率でお認めいただいたことは本当にありがたいと思います。これをしっかりといかしていくことが我々の使命かなと思います」