ガスも電気も止められた…小学5年のマサフミがとった行動は
一銭のお金も払えなくなった。
お母さん自身がお父さんを小4のとき亡くして、小5から幼い弟妹の面倒をみるため学校行ってません。
だから、お母さんはひらがなは読めて書けたけど、漢字は読めない書けない。
生活保護という社会保障制度を全く知らない。親戚もいません。
一銭のお金もないです。

家賃3ヶ月滞納すれば大家さんが来る。
ドアをドンドンとたたいて、「これ家賃3ヶ月もためて、出て行ってくれ」
「大家さんすいませんすいません、体治ったら必ず払いますから、もう少しだけ置いてください。」
公共料金払えません。ガスと電気を止められる。
真っ暗な寒い部屋で、8ヶ月間、小5のマサフミがお母さんを守るんです。
翌年の5月に6年生の担任の先生が家庭訪問で気づいて、生活保護の手続き取ってくれる前、一番困ったのは食べ物です。
「そうだ、コンビニ・スーパーから捨てる弁当とかパンとかおにぎりとか賞味期限切れのものとか、それをもらおう」
自分ちの近くだと恥ずかしいから、子供の足で歩いて30分かかる1駅離れた駅から、1時間かかる2駅離れた駅まで、当時16軒のスーパー・コンビニがあった。
放課後、全部回ってもらうんです。















