島根県出雲市で、保健所に収容されていたイヌが施設の外に逃げ出し、中学生の足を噛んだと見られることが、18日、分かりました。中学生のけがは軽いということです。
島根県によりますと、16日午後5時頃、出雲市塩冶町にある出雲保健所で、イヌを運動場からケージがある建物に移そうとした際、首輪とリードをつなぐ留め金が外れ、イヌが施設の外に逃げました。
逃げたのは推定8歳のオスの雑種で、体重15キロ。シバイヌ位の大きさで、譲渡先を探すため収容中でした。
保健所が警察に連絡するとともに、周辺を探し、1時間後におよそ2キロ離れた所でイヌを見付け確保しました。
その後、同じころに市内で中学生がイヌに左足を噛まれたことが分かり、このイヌが噛んだと見られることから、県は中学生と保護者に謝罪しました。
中学生は、軽傷で翌日は登校していて、イヌには狂犬病ワクチンが接種されていたということです。
県は今後、リードの留め金をばね式のナスカンからロック付きのものに改めるなど、再発防止に努めるとしています。