埼玉県八潮市で発生した道路陥没事故を受け、国土交通省が全国の下水道管を対象に調べている調査で、山陰両県でも2キロ以上、陥没のリスクがあることがわかりました。
今年1月、埼玉県八潮市で発生した下水道管の損傷が原因とみられる道路陥没事故を受け、国は30年以上が経過した直径2メートル以上の下水道管を全国で調査しています。
キャスター 八原真由
「こちらの米子市の道路下にある下水管も調査がおこなわれました」
米子市で対象となったのは、鳥大医学部附属病院の前を通る県道と旧加茂川沿いの道路の下を通る2キロあまりの下水道管で、最も古い箇所は設置から55年が経過しています。
市の調査で、腐食やたるみなどの劣化が確認され、今月末までに危険度が判定されます。
このほか鳥取県が管理する下水道管では、湯梨浜町の町道下を通る943メートル、島根県が管理する下水道管では松江市でおよそ1キロが5年以内の対策が必要な「緊急度Ⅱ」と判定されました。