新暦のお盆にあわせ、島根県出雲市の寺で、使わくなった提灯を焚き上げる「提灯供養」が、行われました。

ほら貝を吹き、法具の斧で、お祓いをするのは山伏。
15日、出雲市にある延命寺で、古くなり使わなくなった提灯などを、感謝の思いを込めて焚き上げる「提灯供養」が行れました。

毎年、新暦のお盆となる7月15日に出雲市内に本社を置く仏具店、仏壇の原田が行っていて、今年で31回目。

ヒノキの葉などを積み上げた護摩壇に、住職らが、山陰各地から集まった約500の提灯を投げ入れ、供養しました。

仏壇の原田 原田明成社長
「古くなったから粗末にしていいかというとそういうものではないので。きちんとした形で供養出来て、先祖にも、拝んできた提灯にも、ありがたい気持ちを示すということができて、こういう形が一番ではないかと思っている」

集まった参列者は、燃え盛る護摩壇に手を合わせ、故人をしのぶとともに、家内安全や無病息災を願っていました。