鳥取県米子市内の上空で、謎の「光る物体」が移動しているのを小学生が目撃し、撮影ました。
隕石?まさかUFO?光る物体の正体とは。

11月3日の夕方、米子市内で撮影された1枚の写真。
「お菓子の壽城」近くの上空に、白く発行する光の筋が確認できます。


撮影したのは市内に住む小学4年生の岩﨑友李くんです。

撮影した岩﨑友李くん
「あっちの道路から壽城を見たときに上を見たら、光がどんどんゆっくりと落ちていきました」


光る物体は、ゆっくり移動していたそうです。
この正体は何なのか。友李くんの予想は…

撮影した岩﨑友李くん
「隕石かなと思いました」

取材班は写真を専門家に分析してもらいました。すると…

日原天文台 椋木将史さん
「ずばり予想されるのは、飛行機雲じゃないかと私は思います」

なんと、正体は「飛行機雲」。
椋木さんによると、よく晴れた日の夕方、飛行機から噴射されるジェットエンジンの水蒸気が、角度が低い夕焼けに反射して発光しているように見える現象だということです。

同じ現象をとらえた映像が過去にも番組に寄せられていました。

2014年11月に米子市で撮影された映像。

2014年


2017年11月に鳥取県琴浦町で撮影された映像。

2017年


いずれも光の筋は下に向けて動いているように見えます。


日原天文台 椋木将史さん
「飛行機自体は地面に平行に動きますけど、地球が丸いので、撮影者と飛行機の進行方向が同じで、撮影者からみて、飛行機が奥に進んでいる場合、下に落ちているようにみえます」

ところで、この現象を撮影した3つの写真や動画は、いずれも11月に撮影されています。
季節は関係あるのでしょうか。


日原天文台 椋木将史さん
「天高く馬肥ゆる秋ということわざがあるように、空が高く見えるくらい、雲がそんなに無いということが大きいのかなと個人的には思いました」

正体は「飛行機雲の反射」。
撮影した友李くんに伝えた反応は…

撮影した岩﨑友李くん
「わかった!おもしろい」