随意契約で売り渡された備蓄米の店頭販売が始まった山陰両県、13日もスーパーなどでは入荷したての備蓄米が飛ぶように売れていきました。
その備蓄米のおいしい食べ方、お米のプロ、五ツ星マイスターに聞きました。
Q:おじいちゃんが炊くお米は美味しい?
「美味しい!」
Q:どんな風に美味しい?
「ふんわりしてて、多い時は三杯くらいかな」
と、孫のみなとくんに絶賛されるこちらの男性は、創業70年以上の松江市の米穀店で代表を務める原田吉祥さんです。
原田米穀 原田吉祥 代表取締役
「お米はどんどん固くなっていきますし、お米が本来持っている、粘り強さや甘み、香りは年々落ちていくお米」
せっかく買った備蓄米を少しでも美味しく楽しみたい…。
「お米マイスター」の最高ランク五ツ星の資格を持つ原田さんに、おススメの食べ方を聞きました。
原田米穀 原田吉祥 代表取締役
「下処理の段階でどれくらいしっかり水を含ませられるかが、1つ大きなポイントになると思う」
ポイントは下処理。"おいしさ"の基準は人それぞれ違いますが、ふっくらしたお米が好きという方には、コメを研いだ後、コメを水に浸ける「浸水時間」を今の時期は1時間以上はとってほしいとのこと。
そして。
原田米穀 原田吉祥 代表取締役
「どうしても炊きあがったお米ににおいが付きやすくなっているので、それが出ないようにするには1回ざるあげをしてもらいたい」
「ざるあげ」を1分以上行ってとぎ汁をしっかりきることで、炊けた後の嫌なにおいを抑えられるといいます。