15日、通信大手のIIJが利用者が送受信したメールの本文など407万件が漏洩した可能性があると発表しました。
鳥取銀行と山陰合同銀行もこのIIJのメールシステムを利用していて、今後、銀行をかたる詐欺などに注意するよう呼び掛けています。

発表によりますと、通信大手IIJが法人向けに提供するメールセキュリティーサービスが去年8月以降に不正アクセスをうけ、このサービス上で送受信されたメールの本文などが漏洩した可能性があるということです。

情報漏洩した可能性があるのは、最大で6493の契約先、およそ407万件のメールアカウントで、このサービス上で作成したメールアカウントやパスワードも漏洩した可能性があるとしています。

また、鳥取銀行と山陰合同銀行もIIJのメールシステムを利用していますが、両銀行によりますと、現時点でメールアドレスやメール履歴に関する情報漏洩は無いと報告を受けているということです。

ただ、鳥取銀行や山陰合同銀行をかたる電話やメールなどによる詐欺には注意するよう呼び掛けています。