73年前に鳥取市で起きた大規模火災「鳥取大火」の記憶を後世につなげようと、鳥取市の公文書館で当時の写真や資料を展示した企画展が開かれています。
1952年4月17日に発生した「鳥取大火」。
鳥取市の旧市街地の約3分の2が焼け、3人が死亡、約4000人がけがをしました。
鳥取市の県立公文書館では、鳥取大火の記録を次世代に継承するため、毎年、企画展を開いていて、今年は、当時、義援金を寄付した人へ贈られた「立ち上る鳥取市」という写真帳や、それに収められた写真など初公開のものを含め15点が展示されています。
焼け野原となった市街地を写した写真に、復興が進みコンクリートやブロック造りの建物が並ぶ写真、被災から復興までの経過を見て取ることができます。
鳥取県立公文書館 池本美緒 専門員
「特に若い世代の方々、鳥取大火を知らない世代の方に多く見ていただいて、かつて鳥取市がこのような大災害があったということを知っていただければと思っています」
企画展は4月28日まで開かれています。