キリンビールが開発したのは、独自のAI技術を活用した「桜AIカメラ」。
小林健和 記者
「(カシャ)こちらのカメラなんですけど、桜の健康状態を瞬時に判断できるんです」
スマートフォンで撮影したサクラの写真から「元気度」や「樹齢」を判定できる、世界初のシステムです。
まるで人間の健康診断のように、サクラの状態を可視化できるのが特徴です。
実際にやってみると・・・
小林健和 記者
「いまでました!結果はサクラの元気度『ふつう』ですね。日々私たちが桜AIカメラ使うことによって、地元のサクラの元気度を更新できるというのはいいですね」
撮影された写真データは、位置情報とともに地元自治体へ届き、サクラの保全担当者や樹木医たちに共有されて、サクラの状態にあわせた適切なメンテナンスや計画的な植え替えなど保全活動に役立てられます。
監修をした日本樹木医会の担当者も、桜AIカメラの活用に期待を寄せています。
日本樹木医会 小林明 理事
「桜守りや各自治体の管理者に助成していただくと少しでも(サクラが)良くなるきっかけになるのではと思う」
春の訪れを告げるサクラ。
その美しい景色を未来へとつなぐために、私たち1人1人にできることがありそうです。