オープンまであと3日、鳥取県立美術館の目玉と言えばアンディ・ウォーホルの「ブリロの箱」ですが、パッケージの見た目がブリロの箱そのままのお菓子が発売されることになりました。

これが「ブリロの箱黄金(こがね)のポルボローネ」。県立美術館がある倉吉市のとなり、琴浦町の宝製菓製品化しました。

ウォーホルの世界的な作品をお菓子のパッケージに使うのはそう簡単ではありません。
県や商工会議所の協力を得てアメリカのアンディ・ウォーホル財団に申請し、去年の年末に許可が出るまで1年半かかりました。
パッケージは1辺7.5センチの正六面体ですが本物のブリロの箱は少し細長い形で、デザインをどう配置するかなど何度も細かいやりとりをしてようやくお墨付きが得られ、美術館オープンにギリギリ間に合いました。

宝製菓 河越行夫会長
「許可をもらうのに大変でした。そっくりそのままだから、多分お家の中でも飾って頂けるんじゃないかなと思っています。」

中身はバターたっぷりでほろほろと崩れる食感のポルボローネ、平井知事も「どこからどう見てもブリロの箱」と努力を讃えました。
1箱税抜き600円、ブリロの箱黄金のポルボローネは30日の県立美術館オープンと同時に美術館の売店などで販売が始まります。