3月10日は「サンドの日」。
大人気のポケモンのキャラクター、サンドとアローラサンドはとっとりふるさと大使になっていますが、実在する人間の大使より遥かに頼りになる存在です。
鳥取は至る所サンドだらけになりました。

まずはJR鳥取駅。

ふるさと大使として鳥取県に力を貸してくれているサンドとアローラサンド、車体をラッピングした「とっとりサンド列車」が去年のサンドの日から山陰線や因美線で運行されています。
1周年を記念してJR鳥取駅も9日、大体的に飾り付けが施されました。

現れたのはとっとりサンド列車に乗ったような写真が撮れる顔出しパネル。更に改札から階段を上がった中二階はのりばを案内する柱などにもサンドやアローラサンドがふんだんにあしらわれました。
数あるポケモンの中から砂丘の砂のイメージから鳥取県のためにと選ばれたのがサンドとアローラサンド、大々的な駅の飾り付けは鳥取はサンドの町と強烈にアピールしています。

鳥取県 平井伸治 知事
「この素晴らしい新しい装飾を見て頂いて、二度見だけじゃなくて、三度(サンド)見してやってくださいませ。」

とっとりサンド列車も9日は鳥取駅から岡山県の津山駅まで因美線で特別運行され、知事らが手を振って見送りました。
サンドとアローラサンドがとっとりふるさと大使となったのは2018年のこと、鳥取県と関係を深めた株式会社ポケモンは活用に協力を惜しみません。

㈱ポケモン 廣瀬千尋シニアディレクター
「こうして大きな装飾の面を取って頂けたこと、そして皆様と一緒に鳥取県を盛り上げられることをとてもうれしく思っています。」

サンドの日に合わせるように若桜街道のふるさと物産館では「とっとりサンドフェア」を開催中、県内で作られているコラボ商品がズラリと並べられています。
お菓子やらっきょうなどの食品、てぬぐいやフォトスタンド、キーホルダーといったグッズなどコラボ商品は多種多彩。

こちらは子供たちの遊びの楽園、アイエム電子鳥取砂丘こどもの国。
9日登場したのが「レールトレインサンド号」です。
レールトレイン自体は20年以上親しまれてきた乗り物ですが、ポケモンとの縁が深まったことからクラシカルな機関車の車体などにサンドとアローラサンドが描かれ、サンド号として生まれ変わりました。

鳥取第三幼稚園の子供たちも早く乗りたいとワクワク、みんながサンド号に乗ったところを切り絵で描いた作品を贈って応援する気持ちを表しました。

幼稚園の子供たちを乗せてサンド号の最初の列車が出発、園内をゆっくりと進みます。
線路の周りにはサンドとアローラサンドにまつわる何かが隠されていて、子供たちはうれしそうに車内から探していました。

「楽しかったです。」

鳥取県 平井伸治 知事
「世界中で人気のポケモンのサンドが、鳥取県に来たら出会えるということが広がっていきますと、国内外のお客様や子どもたちも大変満足して頂けるんじゃないかなと思います。」

今の子どもだけでなく、親しんで育ったかつての子ども、つまり大人にも絶大な人気を誇るポケモン、至る所サンドだらけの鳥取は魅力的な町へと進化を遂げそうです。