日一日と秋の深まりが感じられますが、13日早朝、島根県美郷町では、この時期の風物詩ともいえる、見事な雲海が広がりました。

美郷町に広がる雲海は、一般に放射霧と呼ばれるもので、風が弱く,秋から冬にかけた晴天時の夜間に発生します。

特に美郷町では地形の関係から、霧が滝のように下に流れ込む全国的にも珍しい光景が見られ、石見国(島根県)と安芸国(広島県)の境界で生じることから、町では、この現象を「両国おろし」と命名しました。

美郷町では鳥取環境大学の協力を得て、きれいな雲海が見られる確率を示した「雲海予報」や、ビューポイントをホームページで公開するなどして、雲海の魅力を全国にアピールしています。
*撮影を行った13日の雲海発生確率は70%