3月に入り、鳥取県米子市では集団食中毒が相次いでいて、患者からノロウイルスが検出されています。
このノロウイルス、感染力が非常に強く、山陰両県ではノロウイルスを含む感染性胃腸炎が流行しています。
感染性胃腸炎の患者の多くの人は軽症ですが、高齢者や小さな子どもは重症化する恐れもあるということで、医師が注意を呼び掛けています。

米子保健所は5日、米子市の皆生温泉にある旅館で食中毒が発生したと発表しました。
これまでに旅館に宿泊した42グループ、76人の患者が確認されていて、米子保健所はこの旅館の飲食店営業に対して、9日までの営業停止処分を行っています。

また、米子市内の菓子店で製造・販売されたいちご大福を食べた23人が、下痢や嘔吐などの症状を訴え、調査の結果、米子保健所は食中毒と判断。店に対し、8日までの営業停止処分を行っています。