今年4月に開幕する大阪・関西万博に出展する鳥取県は、本物の鳥取砂丘の砂を使った体験型の展示を行います。26日、その砂が大阪に向け出発しました。
鳥取県庁で行われた出発式には、平井知事ら関係者が集まりました。

今年4月13日に開幕する大阪・関西万博の鳥取県ゾーンの目玉は、砂丘の砂を敷き詰め周りを鏡で囲った「鳥取無限砂丘」。
来場者が名探偵となって虫眼鏡デバイスを使い鳥取県の魅力アイテムを探します。
運び込む砂はおよそ10トン。砂丘の砂を独自の技術で固め土産物などを製造・販売する地元企業「モルタルマジック」が県から依頼を受け準備しました。
モルタルマジック 池原正樹 代表取締役
「率直な気持ちはとにかく日にちがなかったので、実際間に合わせることができるかどうか不安でした。あとはやりがいがある仕事をいただいたなと思っていました」
この日は、セレモニー用に用意された砂を箱に詰め車に運び込むと夢洲行きの発送伝票を車に貼り付け関係者で出発を見送りました。
鳥取県 平井伸治 知事
「この砂丘の砂が運ばれることで、鳥取がむこうに引っ越すようなことになるんじゃないかなと思っています。名探偵よろしく、鳥取の魅力を探し当てるそんな旅に大阪・関西万博で行っていただければと思っています」
鳥取県ゾーンは内装がほぼ完成していて、今後は展示物の搬入が始まり、3月下旬には完成予定だということです。