鹿児島県で10日まで行われた和牛のオリンピック、全国和牛能力共進会。
9日、島根県の代表牛が肉質日本一を獲得しました。
島根県で高まる和牛価格アップへの期待の一方、連覇をかけて臨んだ鳥取県は悔し涙となりました。



5年に1回全国から優秀な和牛を集めて成果を競う和牛の祭典、全国和牛能力共進会。9日、「種牛」と「肉質」の総合評価を競う花形の6区で島根県代表が3位を獲得。「肉質」部門では日本一となる快挙を成し遂げました。

肉牛群に出品した藤増 藤江信賢 社長
「いつも以上に仕上がりがいいなということで自信は持っていたんですけどまさかここまでの成績が出るとは思っておりませんで本当にびっくりしているところです(今後は)島根和牛復活だよというところで販売していこうかなと思っております。」

一方、前回の肉質部門で日本一となり、今回は次世代の核と期待される種牛「元花江」を押し立てて花の6区に臨んだ鳥取県でしたが、肉質部門で11位に沈んで連覇を逃し、6区の総合でも10位に終わりました。

6区に出場 前田牧場 前田皓 代表
「3頭揃えるという難しさがあったが、全国のすごい人たちの牛が見られてよかった。(次回は)今回と同じ区はもちろんそれ以上、より多くで向かいたい。」

県を挙げて注力していただけに、平井知事は「少なからず課題も残す審査結果となり謙虚に受け止めたい。大会を総括し、鳥取和牛王国へ再決起したい」とコメントを発表しています。