23日の山陰地方は晴れ間も見えた一方で、上空に入り込んだ寒気の影響で断続的に雪が降りました。
24日未明から夕方にかけ、冬型の気圧配置が強まる見込みで引き続き雪への警戒が必要です。
23日の山陰地方の積雪は22日夜から降り続いた雪の影響で、午前9時時点の積雪が鳥取41センチ、鳥取県の大山で246センチ、島根県では松江20センチ、飯南町赤名で77センチなどとなりました。
23日朝までに積雪が40センチを超えた鳥取市では除雪車が通った後の道路脇は雪がうず高く積み上げられた状態となり、3連休の2日目はまず雪かきから始める休日となりました。
23日の最低気温は29の観測地点のうち、浜田を除く28地点で氷点下を記録し、島根県隠岐の島町の西郷岬で氷点下5.3度、鳥取県日南町茶屋で氷点下12.2度、倉吉で氷点下5度と3地点で今シーズン最も寒い朝となりました。
また、積雪の影響で鳥取県湯梨浜町では23日午前、JR山陰本線の泊・松崎駅間の青崎踏切内で車が立ち往生したほか、青谷・泊駅間では沿線の木が線路に垂れ下がり伐採作業によって特急などに運休や遅れの影響が出ました。
24日未明から夕方にかけて冬型の気圧配置が強まる見込みで、山陰地方では24日夕方までの24時間予想降雪量はいずれも多いところで、山沿いで40センチ、平野部で25センチとなっています。
これを受けJRは24日、山陰本線の浜坂・米子駅間や伯備線の新見・伯耆大山駅間で始発から運転を取りやめるほか、特急列車も「やくも」が始発から運転を取りやめるなど、大きな影響が出る見込みです。