鳥取県西部地震から22年となった10月6日。
甚大な被害をもたらした地震を教訓に、各地で訓練が行われました。


このうち島根県松江市では、警察や地域住民などが参加し、官民合同の地震訓練が行われました。

訓練に参加した城東地区では、大地震が発生した場合、自治会長などが災害対策本部を設置し、独居高齢者などの安否確認を行うことにしています。

この日は、県東部を震源とする震度6弱の地震が発生したという想定で訓練が始まり、立ち往生が発生した現場から高齢者を避難させました。

警察
「撮影開始のボタンが出ましたか?」
住民
「出ました」
警察
「撮影開始を押して写してもらっても良いですか?」
住民
「はい」

訓練では、10月から全国で導入が始まった110番通報時にスマホで映像を送れる「110番映像通報システム」を実践しました。

スマホを撮影した住民
「とっさに言葉で(災害状況を)説明できないので、映像の方が一発で分かって良いのかなと思いました」

松江警察署 川神雅史警備課長
「(画像だと)現場の様子が一目でわかるので、出動する警察官も(現場に)応じた資機材を準備して現場に行くことができるので効果的なツールと感じた」

また、訓練には高校生も参加。防災についての理解を深めていました。

訓練に参加した高校生
「避難する時の持っていく道具を常に準備しておく必要があると改めて思った」

松江警察署 川神雅史警備課長
「お互いそれぞれの立場で、何が出来て何が出来ないのかが良く知ることが出来た良い訓練だったと思った」

いつ起こるか分からない災害。
「備え」と「共助」が大切です。