生活保護を受けている人のフードバンク利用を巡り、鳥取市が国の基準より踏み込んで2回目以降収入認定していることについて、12日市民団体が直ちに中止するよう要望しました。
12日は市民団体、鳥取市生活と健康を守る会の角谷会長が鳥取市の藏増福祉部長に要望書を手渡しました。
生活保護を受けている人のフードバンク利用は国の指針では収入認定しない原則になっていますが、鳥取市はこれより踏み込んで生活保護を受けている人の家計管理の指導という観点から2回目の利用以降収入として認定していることが新聞報道で明らかになりました。
この場合収入分が生活保護費から差し引かれます。
市民団体は、生活保護を受けている人の多くは高齢者で物価高の中で苦しい生活をしている、孤立を深めないためにも直ちに収入認定を中止するよう求めています。
鳥取市生活と健康を守る会 角谷敏男 会長
「援助するということよりも管理すると、家計も含めて管理する姿勢が滲み出ていることを改めて痛感したものですから。」
鳥取市側は、実態を聞かせてもらったとして内部で検討し回答すると答えました。