この夏の参議院議員選挙をめぐり、候補者を公募した自民党島根県連は6日投票を行い、出川桃子さんを擁立する方針を決めました。
島根県連は7日鳥取県連と協議し、「選挙区」と「比例特定枠」のどちらに候補を立てるのか、協議することになります。
島根県連の公募に応募したのは、ともに県議会議員の園山繁(しげる)さん、68歳と出川桃子さん、47歳の2人です。
自民島根県連 園山繁 県議
「市議会、県議会と34年間、人生の半分、地方政治の世界に身を置いた。島根県と国政をつなぐ架け橋の役割を果たしていきたい」
自民島根県連 出川桃子 県議
「自民党は曲がり角に来ております。政治不信を払しょくし、自民党が自ら生まれ変わらなければならない決意」
島根県連の候補公募のきっかけは党本部が示した優先的に当選できる「特定枠での公認は原則1回」とする方針です。
見直しを求めた島根県連でしたが、党本部の方針は変わらず、比例「特定枠」で当選した現職の三浦靖議員が立候補を断念すると表明しました。
自民・現 三浦靖 参院議員
「なかなか、この半年間で島根県として。さらには鳥取県で私の知名度を浸透を図って行く、候補者として戦える状況になるのか、私にとって厳しいと判断した」
一方で鳥取県連は党本部の方針を受け入れ、現職で「選挙区」で当選した舞立昇治議員を「比例特定枠」に変える方針です。
急きょ、島根県連が行った公募には県議会の自民党系の2つの会派から1人ずつ立候補することになりました。
そして6日午後、議員や各支部の投票で出川桃子さんが自民党島根県連の擁立候補となる方針が決まりました。
夏の参院選鳥取・島根合区選挙区には、共産党が亀谷優子さんを擁立、参政党が益田市在住の倉井克幸さんを擁立するほか、立憲民主党などが候補を擁立する方針です。