夏の参議院議員選挙をめぐり、自民党本部が鳥取・島根合区選挙区の「選挙区」と「特定枠」の候補入れ替え案を譲らず、三浦靖参院議員が立候補を取りやめたことを受け、島根県連は22日会合を開き、2月上旬をめどに新しい候補を擁立する方針を示しました。
自民党 園山繁 幹事長
「早急に三浦議員に変わる候補者の選考が必要になりました。」
22日午後、続々と自民党島根県連事務所に集まった所属議員。
その目的は、夏の参院選の対応を決めるためです。
そのきっかけとなったのが、「選挙区」と比例「特定枠」の入れ替え案です。
6年前の参院選で自民党は「選挙区」で舞立昇治さん、比例代表「特定枠」で三浦靖さんが当選しましたが、党本部は優先的に当選できる「特定枠」での公認は原則1回とし、この夏の参院選では入れ替える案を示しました。
島根県連は現状維持を主張したものの、党本部は受け入れず、これを受け三浦議員が立候補を辞退する意向を示し、22日県連に伝えました。
自民・現「比例特定枠」三浦靖
議員
「なかなかこの半年間で島根県として、さらには鳥取県で私の知名度を浸透を図っていく候補者として戦える状況になるのか、私にとって厳しいと判断した」
同席した園山幹事長らは次のように話し、24日に鳥取県連との話し合いに臨む方針を明らかにしました。
自民党島根県連 園山繁幹事長
「県連としては2月の上旬、できれば2月1週目、2週目あたりに候補擁立に向けて精力的に進めていきたいと思う。」
「選挙区」、比例「特定枠」に限らず候補の擁立を進めるとする一方で、24日米子市で開く鳥取県連との会合では鳥取県連の直接意向を聞いて
協議して、党本部との3者で決めると強調しました。
自民島根県連 園山繁 幹事長
「それは鳥取県連の話を聞いたうえで決めるべきことですし、特定枠の候補者となっても、選挙区の候補者となってもきちっと立っていける候補を選考しなければならないと思っています。どちらをたてるというわけでもなく」
そして、選定方法や手順は今後決めて公表するとしました。