酒を飲んで運転し事故を起こしたとして、島根県教育委員会は29日付けで、中学校の男性講師を停職の懲戒処分にしたと発表しました。
停職の懲戒処分となったのは、島根県出雲市内の中学校に務めていた30代の男性講師です。
島根県教育委員会によりますと、男性講師は17日午後7時から18日午前1時までの間に、市内の飲食店3店で計10杯ほど酒を飲み、1時間ほど車で寝た後、運転して自宅まで帰ろうとしたということです。
その後、男性講師は市道の側溝へ脱輪する事故を起こし、酒気帯び運転の疑いで、警察に逮捕されました。
島根県教育委員会は、教職員の信頼を損なうものだとして「停職6月」相当と判断しましたが、任期満了が9月30日で、10月以降は男性の任期の更新をしないことから、9月30日までの停職処分としました。
男性はすでに依願退職したということです。
島根県教育委員会は今後、各学校での研修などで重点的に飲酒運転防止の周知を行い、再発防止に努めるとしています。