鳥取県鳥取市のコンビニエンスストアで、10日、強盗を想定した防犯訓練が行われました。

「金出せよおい、金出せよ」

鳥取市末広温泉町にあるコンビニエンスストアで行われた強盗訓練には、店員と鳥取県警の職員あわせて11人が参加しました。

訓練では、犯人役の警察官が店員に刃物を見せ金を要求。
店員が出し渋ると商品のタバコを奪って逃走しました。

これに対し店員はすぐに110番通報をし、犯人の特徴や逃げた方向などを伝えました。

訓練後に行われた検証では、金を出さずバインダーで防御しながら犯人と適切な距離を取っていて、通報の内容も状況説明がよくできていたと評価した一方、通報はほかの店員と連携した方が良いとの意見も出ていました。

ファミリーマート末広温泉町店 大岩淳司 店長
「防犯カメラにもしっかり時間をかけた方が映るだろうしということで、もうちょっと時間をかせぎたかったんですけど、その辺うまくいかなかった」

一方で、客として居合わせた場合は
すぐ逃げるか、逃げられない場所であれば鍵のかかるトイレに逃げ込むなどし、とにかく身の安全の確保を最優先して欲しいということです。

鳥取県警察本部 生活安全企画課 宮辻美和 室長補佐
「世の中せわしくなっている中で、各地でいろいろな訓練が行われていると思いますので、ニュースなどでそういった訓練を見られて、自分の店はどうだったかなと見直す機会にしてもらえたら」