台風14号の通過で一気に季節が変わったように感じます。この時期、5月病や夏バテのように体調を崩す人が見られ、最近では「秋バテ」という名前でこの時期特有の症状として認知されるようになっています。
朝方、思わぬ肌寒さに目が覚めてしまった方も多いのではないでしょうか。松江の最低気温はこれまで25度前後で推移していましたが、台風14号が接近した19日から一気に下がり、20日は16.1度まで下がりました。
こうした中、数年前から言われるようになったのが「秋バテ」。5月病、夏バテと同様、何となく体がだるい、眠れない、食欲がないなどの症状が出るとされています。
松江市立病院 芦田泰之副院長
「(環境が)変わるということによって体の神経の調整がうまく行かなくなる。」
芦田副院長によると、秋バテは夏バテなどと同じくはっきりした医学的原因が見られない「不定愁訴」という症状の一種で、季節の急な変化に体や生活の変化が追い付かないために起こるということです。
松江市立病院 芦田泰之副院長
「高齢者になればなるほど、そういった神経調節は時間がかかったり、うまく行かないことが非常に多いので、それに伴う症状がやっぱりいろいろ出て来る。」
Q:防止や治療に必要なことは?
「健康に大事なことといわれることですね。朝昼晩3食を食べるということ。それと適度な運動をするということ。睡眠をしっかりとる。」
規則正しい生活リズムの確保のほか食べる物も大事だといいます。冷たい飲み物などは避け、 体を温める作用があるビタミンB1やビタミンEを多く含む豚肉やウナギ、秋野菜がお勧め。さらに、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かることも良いということで、体がだるいなどの症状を感じたら是非、お試し下さい。