3連休の最終日、台風14号が山陰地方を直撃しました。
各地で19日午後6時40分までの24時間に降った雨の量は、島根県の吉賀町吉賀で観測史上最大の249.0ミリ。
益田市匹見で9月の観測史上最大の221.5ミリ。
津和野町津和野で9月の観測史上最大の212.5ミリ。
鳥取県の鳥取市佐治で116.5ミリ。
智頭町智頭で111.5ミリ。
若桜町若桜で101.5ミリなどを記録しています。
各地の最大瞬間風速は午後4時20分現在、島根県の吉賀町吉賀で28.9メートル。
隠岐の島町西郷で22.8メートル。
浜田市浜田で22.3メートルを記録しました。
また鳥取県でも鳥取空港で22.6メートル。
倉吉市倉吉で21.4メートル。
智頭町智頭で20.4メートルを記録しました。
台風による人や物の被害について、19日午後6時までに入っている情報です。
島根県吉賀町で床下浸水が1棟。
また吉賀町では一時孤立する地区が出ましたが、すでに解消しています。
出雲市では倒木や落石などの道路被害が4件。
鳥取県では倉吉市の児童福祉施設で60代の女性が風に備えた作業中に溝にはまり、右足を骨折するけがをしました。
鉄道や空の便などの交通機関も運休が相次いでいます。
鉄道ではJRが山陰本線の西出雲・益田間で始発から運転を取りやめたほか、伯備線や木次線はじめ、午後からを中心に軒並み運休。
20日も始発から運転を見合わせ、安全確認を行いますが、運転再開は夕方以降になる見込みです。
空の便も鳥取・米子空港発の羽田行の1便以外は山陰各地全便が欠航しました。