鳥取県鳥取市にある事務用機器の卸売業を営む「エイダン事務機」が1日に事業を停止、今後鳥取地裁へ破産手続き開始の申し立てを行うことが分かりました。
帝国データバンクによりますと、エイダン事務機は1984年10月に創業、1985年7月に法人改組された事務用機器の卸売業者です。
複合機を中心に、筆記用具などの文具関連のほか、ベッドや血圧計など医療機器の卸売りを手がけ、官公庁関連を主な販路として事業を展開していました。
2000年6月期には年売上高約2億3300万円を計上していましたが、それ以降は公共予算の縮小などで受注が減少傾向に。ほかにもコロナ禍の影響により海外からの商品調達に遅れが生じて販売が振るわず、2024年6月期の年売上高は約1億円にまで落ち込み、収益性も低調に推移していました。
借入金の返済が負担となるなか、代表の高齢化や後継者の不在で支えきれなくなったということです。
負債は約1000万円の見込みです。