島根県大田市での高病原性鳥インフルエンザ発生を受けて、鳥取県は、31日、県庁内の連絡会議を開き、隣の県として島根県を支援していくことを確認しました。
会議では鳥取県内78の養鶏場について、31日の時点で何れも異常はないことが報告されました。
その上で、消毒を徹底するため養鶏場に消石灰を配るとともに、県内の野鳥の監視地点を35カ所から47カ所に増やし、鳥の病気発生などに目を光らせていくことにしました。
また40万羽にのぼるニワトリの殺処分などに追われる島根県を支援するため、家畜防疫員を順次4人派遣するほか、殺処分に使う炭酸ガスボンベを50本送ることを決めました。
鳥取県 平井伸治 知事
「私共隣県としてご支援できることはしっかりとやって参りたいと思っています。」
なお県民に対しては、鶏肉を食べることで鳥インフルエンザが人に感染することはないとして、冷静な対応を求めるとともに、異常な野鳥を見つけたときは絶対に触らずに連絡するよう呼び掛けています。