警察官が路上などで行う職務質問。
任意ではありますが、職質を受けたことがある人に話を聞くと、断わることは難しかったと言います。
職務質問は断ることができるのか、警察と弁護士に聞きました。


警察官が通行人や自転車などに声をかけて任意で行う職務質問、略して「職質」。
今、SNSではさまざまな投稿が…

SNSの投稿
「仕事クソ忙しいのに職質とかやめろよな。急ぎの案件だっての」
「警察の職質、、、任意を理由に断るのはそんなにいけないことですか?警察の横暴が続く、腹立つ」

「任意」とは言いつつ、断れないケースが多い様子です。
街の人に話を聞いてみても…

職質を受けたことがある人
「チャリの盗難が多くて聞き回っているということで職質されたことがあります。早く家に帰りたいというのもあって、いろいろ話していると『あ~長くなるな』と思ったけど、今さら断るのも状況的にあれだしなというのもありました」
「やっぱり深夜、飲んで帰る時、職質受けちゃいます。止まっちゃいますね、帰りたいけど、2~3人に囲まれる感じなので」

理由は様々ですが、断れない場合が多いようです。


しかし、「職務質問」はあくまでも任意捜査の一環。
断ることはできないのでしょうか。
刑事事件に詳しい弁護士に話を聞くと…

高橋真一 弁護士
「断ることができるし、断って良い。これが答えです。
法律でルールが定められています。警察官が職務質問できる場合というのは、質問をされる方が犯罪をしたと疑われたり、これから犯罪をしようとしているのではないかと疑われる場合、この2つの場合に職務質問ができるルールになっています」